Windows 11のすすめ

目次

Windows 11のリリース

次期バージョンのWindows 11のリリースが2021年10月5日に決まりました。あと約1ヶ月となります。
2020年1月14日にWindow 7のサポートが終了し、現在Windows 10を利用されている方がほとんどだと思います。
Windows 8をお使いの場合は、2023年1月にサポートが終了になるため、時期的にもWindows 11にアップグレードするのがいいと思います。
Windows 10の場合2025年10月14日までで、あと4年もあるため悩むところです。
PCの買い替えも含めWindows 11への乗り換えについて考えてみたいと思います。

まず何が変わるのか?

Windows 10から11にしたときに何が変わるのかです。
Microsoftのサイトでは「Windows 11 は Windows 10 と同じパワーとセキュリティを備えていますが、デザインを刷新し、装いが新たになりました。また、新しいツールやサウンド、アプリが加わりました。細部にまでこだわったデザインです。これらが統合され、お使いの PC に新たなエクスペリエンスをお届けします」と書かれています。
これだけでは、よくわかりませんが、基本的にはWindows 10と同等のパワーとセキュリティを維持しながら、デザインを変更して、新しいツール・アプリが入ってるってところでしょうか。
記事を参考にしながら確認していきたいと思います。

見た目使い方は?

見た目は、少々Mac OSぽくなってきてます。
たぶん、一番大きな変更はスタートボタンあたりだと思います。過去Windows 95から伝統的に左端にあったスタートボタンが真ん中にきました。これは、たぶん賛否が別れるところかと思います。
Mac OSでは、Dockが中央に現れるので、Macからの乗り換えの人は割と受け入れやすいかもしれません。あと細かいところではウィンドウの角が丸くなっているのでこのあたりもMacっぽいですね。

標準アプリはどうなるの?

たぶんこれが一番問題になる人がいるかもしれません。
既にWindows 10ではEdgeが標準ブラウザとして搭載されていましたが、、まだInternet Explorerも搭載されていました。Window 11ではとうとうInternet Explorerが搭載されなくなりました。
社内のシステム等でまだInternet Explorerが推奨されているものがある場合には問題がある可能性があります。EdgeにはInternet Explorer互換モードが用意されており、それで対応するようになっていますが、どこまで互換が保たれているか注意が必要です。

もう一つMicrosoft Teamsが標準搭載されるようになりました。このあたりはMicrosoftの対Zoomの戦略かと思います。
確かに、現在ビデオ会議するにあたっては、ZoomかTeamsのどちらかを指定されることが多くなっています。昨年のデータになりますが、MM総研によるとシェアはZoomが35%、Teamsが18%ということなので、Microsoftとしてはこのシェアを上げるために搭載したのかと思われます。

Androidアプリの動作

10月5日のリリースには間に合わないようなのですが、AndroidのアプリがWindows 11では動作するようになります。Google PlayストアからダウンロードするのではなくAmazonから配布されるようになるため、全てのAndroidアプリが動作させられるわけではありませんが、アプリ開発者としては作り直しが不要になるため、今後出されるAndroidアプリについてはAmazonでも配布できるような流れができるかと思います。

セキュリティはどうなるのか

Windows 11では10ではオプションだったセキュリティ機能が標準で有効になります。
通常あまり意識して使うようなことではないので、普通のユーザーの方はほぼ今までと同様につかって、セキュリティが守られると思えばいいかと思います。
ただ、これらが有効になるにあたって、Windows 11が導入できるPCのハードウェア要件がかわっていますので、こちらの方が注意が必要です。

現在Windows 10をお使いのPCではWindows 11がインストールできない可能性があります。こちらに要件があります。
ここで、問題になりそうなのは、UEFI,セキュアブート対応、TPMバージョン2.0あたりかと思います。最近のPCなら対応されていると思いますが、Windows 10ではなかったハード要件なので、たとえばWindows 7からバージョンアップで使っているようなPCでは要注意です。
自分のPCが要件を満たしているかどうかチェックするプログラムも近々正式リリースされるようですので、そちらでチェックされることをお勧めします。
(現状プレビュー版がリリースされていますが、これはテスター向けです)

アップデートすべきかどうか

さて、このWindows 11にアップデートすべきかどうかですが、ここからは私見になりますのでご注意ください。
まずWindows 11はもともとSun Valleyというコードネームで開発されていたWindows 10 21H2というのがベースとなっているため、システムの根本的なところはたぶんWindows 10をそのまま引き継いでいるのではないかと思います。
その上に、ユーザーインターフェースを変えたり、標準アプリを追加・変更したり、セキュリティをオプションから標準に変えたりしたものだと考えると、安定性からするとほぼWindows 10と変わらないと思われるため、完全に新規のOSのような不具合はないような気がします。
なおかつ、昔と違い何かあるとすぐに対応されてアップデートされていきますので何ヶ月も使えなくなるようなことにはならないかと思います。
あとは普段使われているアプリケーションの互換性だけの問題が残るだけで、その一番大きなものがInternet Explorerでその問題がなければ乗り換えるのもいいかと思います。

ただ、先にも述べたようにハード要件が変わっています。そろそろPCの買い替えの時期かなと思っておられるかたは、Windows 11搭載PCについては当然要件が満たされているものになっておりますので、セキュリティ面から見てもそちらに買い替えされるのがベストかと思います。

当然、出始めのものの不安もあるので、年内は様子見というのもいいかと思いますが、今後Windows 11が標準になってくるのかと考えると、早い目にそちらを味わい始めるのもいいのではないでしょうか。

よかったらシェアしてね!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次
閉じる