私の経歴を見てもらうと、公務員から大企業、中小企業といろいろとやってきたのをわかっていただけると思います。
会社規模だけで決まるわけではないのですが、経験からすると企業規模によって色々と考え方が変わってきます。当然と言えば当然なのですが、扱っている仕事1つに対する金額や携わっている人数が違うため、それなりにやり方や考え方が違ってくるのも当たり前だとは思います。
その中でも、扱っているデータをどこに置いておくのかという考えも違ってきます。これは時代とともにも変わってきてはいるのですが、大きなところの方が全部自前でやって、自分のところで全て完結させるという方法が多いかと思います。
ただ、自前で全て完結させるにはそれなりの設備と体制が必要なので結構費用がかかります。
そこで、中小企業、個人事業主の方には全てクラウドに任せるということをお勧めいたします。
Webサーバー(ホームページ)、メールサーバは、ほぼクラウドサービスをご利用されていると思います。
あと、ファイルサーバーや経理システム等もクラウドを利用することでハードウェアの費用や保守の人件費、データ損失のリスクを低減することができます。
先日もとある事務所のPCのセットアップのお手伝いをさせていただきました。そこでは、リプレイスされたPCがその事務所のファイルサーバーと事務用のPCを兼用していました。
一見リーズナブルに思いますが、「そのPCの電源は常に入れておかないといけない」「そのPC(ディスク)が壊れたらデータが紛失する」等のリスクがあります。
たとえばこれを、Dropbox等のストレージサービスを利用することでリスクは回避することができます。
クラウドのサーバとの間はSSL/TLSといった暗号化されファイルを転送されますし、クラウド上でもファイルが暗号化され保存されています。クラウドサーバー上ではファイルのバックアップ等が行われているためデータを損失することもありません。
またクラウドのストレージサービスを利用することで、外出先からも簡単にアクセスできるようになります。
今まで「XXさんところの見積書をメールで送って欲しい」等の連絡をして、事務所にいる人に手を煩わせていたことがなくなります。
確かに、たとえばDropboxだと¥1,200/月(1ユーザ)の費用がかかります。年額¥14,400となります。
でもこれで5TBの容量がもらえます。5TBの外付けHDDの金額とほぼ同額で、便利さとデータ保護が手に入ると思えば、管理工数や電気代もいらない分反対にリーズナブルだと思えます。
今回は、ファイルサーバについて述べさせていただきましたが、まずはこれを機会に簡単なところからクラウドサービスへの移行を考えてみてはいかがでしょうか。
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